元不登校生の保護者アンケートから、進学先高校の情報を学校ごとにまとめました🌿
本記事では、関市で長年にわたり、悩みを抱えるご家族やお子さんのために活動されている 「子どもを明日につなぐ会🔑✨」 様からご提供いただいた貴重なアンケート内容をご紹介します 💓。
※このアンケートの内容は過去に実施されたものです。進学先を決める際には、各学校の現在の状況や対応について、直接ご自身で確認されることをおすすめします。最新の情報を得るためにも、学校への問い合わせをお願いいたします。
【子どもを明日につなぐ会】様より☘️子どもを明日につなぐ会では、毎月おしゃべり会をしています。以前参加してくださった元不登校だった生徒の保護者さんたちにアンケートを取りました。進学先の高校についてです。学校ごとにまとめましたので、参考にしていただければ、嬉しいです!
質問はこの6つにしました
Q1:不登校期間⌛️
Q2:選んだ理由、決め手になったこと👍
Q3:通ってみてよかった点(親からの視点・できたらご本人の意見も)いくつでも☺️
Q4:学校で気になる点がもしあれば
Q5:楽しく通っているか
Q6:今の中3のお子さん、もしくは保護者さんへ伝えたいことがあれば✨
🏫 ぎふ国際高校
住所:岐阜市橋本町3丁目9番
回答者:在校生保護者(お子さん3年生・女子)
(通信高校:通学タイプ)
Q1:不登校期間は中2の2学期から卒業までです。
Q2:子供が学校見学に一緒に行って面接して決めました。
Q3:週2日だったので、通いやすかったです。
Q4:授業のスピードが早い。テストの範囲が広い(週2コースの為仕方ないです)
Q5:なんとか仕方なく通っています。
Q6:中学で学校に行けなかった頃に比べたらとても楽にはなりました😃今、悩んでいる皆さんを応援したい気持ちでいっぱいです。
回答者:卒業生保護者(お子さん・女子 現在医療系短大2年生)
(通信高校:通学タイプ)
Q1:不登校期間 1年から卒業まで。登校したのは2ヶ月ほど。
Q2:学校見学の時、学生の目がキラキラ楽しそうだった。
Q3:元気な生徒が多いクラスと静かな生徒が多いクラス、登校3日コース、5日コースとあり選べるのが良かった。
Q4:なし
Q5:楽しく通っていた。
Q6:中学の振り返り 勉強(フォロー)があったので安心して学べて良かった。
🏫 啓晴高校
住所:岐阜市高砂町2-8
回答者:在校生保護者
(通信高校:通学タイプ)
Q1:不登校期間 中2の運動会前から。
Q2:高校見学が個別対応だったから
Q3:自分のペースで日数を選んで通える事。
Q4:ちょっとやんちゃな子達もクラスにいるので、そこを理解しておいた方がいい。ただ特に関わることはないので大丈夫です。
Q5:楽しく通っています。
Q6:娘は啓晴高校はオススメだと言っています。プレッシャーを感じないし、それなりに友達もできるそうです。学力に自信がなくても大丈夫だそうです。因みに来春から大学に進学します。この辺の大学なら指定校もあります。
🏫 ルネサンス豊田高校
住所:愛知県豊田市藤沢町丸竹182
回答者:1年生在校生保護者
(通信高校:在宅タイプ)
Q1:不登校期間 中1の10月から中学卒業まで。
Q2:スクーリングが年4日で、親子で参加もOK。個別でも対応してもらえる。
Q3:不登校の時は家で勉強をしていなかったが、今レポート提出期限に合わせて、少しだけ学習をするようになりました。
Q4:特になし
Q5:まだ一度もスクーリングに参加していないので、ずっと家にいます
Q6:我が子は、『高校にも行かない、もちろん働かない、家から出ない、ずっとこのままでいる』と中3の3月まで言っていました。
諦めかけていた中3の3月にルネサンス豊田高校の存在を知って、子供も、ここなら入学してもいいと言いました。
家から出ることができませんでしたが、願書や顔写真もネットやスマホ撮影で提出できたので、家から一歩も出ることなく入学できました。
この先のスクーリングに行けるかどうかはまだわかりませんが、レポート提出など、本人なりに頑張っています。
家から出られないお子さんでも、入学できる高校があることを知ってもらえたら嬉しいです。
🏫 県立 郡上北高校
住所:郡上市白鳥町為真1265番地2
回答者:在校生保護者
(県立 全日制 普通科)
Q1:不登校は中2の9月から1年半
(中3の12月頃から受験の為放課後登校し始めました)
Q2:息子が行きたいと言いました。
郡上北高校は、公立高校ですが偏差値が低めで、毎年定員割れする為入学しやすく、不登校に対応してくれると中学の先生も勧めてくれました。
Q3:良かった点は、先生が親身。
高校一年生の夏休み前に、再び欠席が続いてしまい単位が心配になってきたとき
担任の先生が、平日朝7:00頃、片道50分かけて家まで様子を見にきてくださって、「3分の1休んでも進級できるシステムになっとるで、ギリギリまで休んでも大丈夫やで、気軽においでよ。」と言ってくださって
それからまた登校できるようになりました。
2年になってからは6月からの登校になり普通科ですが、進学・福祉・工業系・ビジネスと4クラスに分かれ1クラス20人位で実習もあります。
体育祭は無くて球技大会と文化祭とマラソン大会があります。本人も仲の良い友達ができました。
Q4:ありません
Q5:2年生になってから6月から登校になり、大雨で休みになり、終夜逆転しかけたりして6日間くらい休みました。担任の先生が電話してくれたりして、なんとか行けるようになりました。
Q6:お母さん常に心が重いですよね。
いま振り返ると二人兄弟の次男で兄はしっかりしていたので、私が次男をいつまでも子ども扱いしていた気がします。
良かれと思い世話を焼いてしまいました。
支援の先生に自分で決めるのが大事と言われ、子どもの意思を確認するようになりました。
北高に行きたいと聞いても、本当に登校できるのか、入学してからも休みがちで9割辞めるんやないか、と覚悟していました。
でも先生方や友達のおかげと本人も体調が良くなってきて頑張れるようになりました。
次男は中学の時は、勉強について行くのがえらくなり体調を崩して不登校になりました。
それは、今思えば、私の中に勉強が出来なあかんとか、同居しているので嫁はこうでないとあかんとか生き辛さがあって、自分でも気付かないうちに、子どもにも辛い思いをさせてしまっていたような気がします。
保護者の皆さんも現在辛いことがあるかもしれません、
でも、自分を責めないでそんな自分を許してほしいなと思います。
私もまだ不安ですが、お互いに元気に生きていきたいですね。心から応援しています。
🏫 華陽フロンティア高校
住所:岐阜市西鶉6丁目69番地
回答者:3年在校生保護者
(県立 定時制)
Q1:中学2年6月〜卒業までだが、ずっと不登校ではなく行事は参加していた。
Q2:定時制だけれど夜の授業でなく、1部 2部 3部と自分に合った時間で登校出来る。
制服なども無く節度をもっての自由もあった為
Q3:【子供より→】・先生が優しくとても親身になってくれる・自由で自分の個性を出せる・学力重視ではないから、気が楽。
【保護者より→】・毎日楽しんで楽しんで学校に通えている・中学から部活で始めた剣道をやっており、今は部長で頑張っている・中学時のストレスがなくなった為か、明るくなった
Q4:先生が優しすぎるから、自己管理はしっかりとする
Q5:楽しく通っています
Q6:私もホントに不安で泣いてばかりいました。
周りの子は皆がはつらつとして正直羨ましくもありなんで家の子・・・と 育て方が悪いのか・・・と自分を責めたりもしました。
でも、この親の気持ちが子供に伝わり負の連鎖にならないように
くだらないことを話したり、気分が良ければ外出したり・・・
今のこの子にとって何が1番大切なのかを考えたときに、一生の内の今 この時は休みたい ゆっくりしたいんだなって思い、
この不登校を受け入れたら楽になりました。
高校への進学や将来への不安もありましたが、なるようになるんだなって思いました。
私は この状況を話せる友達や職場の仲間が居ました。今思うとホントに助けられたなって心から思います。
そして、以前にこの会(おしゃべり会)に参加したときに、私だけじゃなくこんなに沢山の方が悩んでるんだって思ったら
何だかわからないけど救われたような、楽になったように思います。1人で悩まずに 外に発散できるとすごく良いと思います。
🏫 北星学園余市高等学校
住所:北海道余市郡余市町黒川町19丁目2-1
回答者:卒業生女子(現在就労中)の保護者
(私立 全日制 普通科)
Q1:不登校はしていないが、途中から行ったり、途中で帰宅したりと自由な登校
Q2:本人が調べてこの学校を選びました。本人が、環境を変えたかった、家を出たかった、楽しそうだからという理由で行きたいと言ったので。
Q3:【親からの視点→】親同士の繋がりが強く、相談できたり共感できたりした。北海道に行く楽しみが増えた。
【娘】→いろんな個性を持った人と仲良くなれた。皆んなが良い方に変わっていく姿が見れた・全国に友達がいて、どこに行っても直ぐに集まれる
Q4:なし
Q5:3年間を振り返ると楽しく通っていた。もちろん、時として楽しくない時もあったけど、乗り越える事ができた。
Q6:北星余市高校は、環境をリセットできることもあり不登校の子にもオススメです。一度、パンフレットやホームページを見てください。
回答者:卒業生男子(現在・大学1年)の保護者
(私立 全日制 普通科)
Q1:関市内の公立高校1年夏休み明けから
公立高校入学→不登校→通信高校(通学タイプ)へ転学→北星余市高校へさらに転学し無事卒業、進学
Q2:通信高校へ転入した結果、学校が本人にあわず、全く希望のない日々に。全日制へ転入したいと考えるようになり探し回り受け入れていただける学校が北星余市でした。
Q3:【親からの視点】→下宿生活等でびっくりするほど子どもが変わり、たくましくなりました。大切なことを体験からたくさん学ばせて頂きました。
【本人からの感想】→高校生らしい行事を体験できた。日本のいろいろな場所に住む友達ができた。みんなそれぞれいろいろな境遇の子がいたので、話しやすかったし、わかりあえた。
Q4:お金をとられたことがあり気になりましたがちゃんと学校で対策をとっていただけたから良かったです。(現在は全生徒に校内に鍵付きロッカーを設置)いろんな面で親身になっていただけて感謝しています
Q5:楽しく通っていたようです。
Q6:遠いし心配なことも多々あるかと思いますが、保護者役員の方の素晴らしいサポートに驚きました
寮もあるし熱心な先生方もいるし安心して決断されたらと思います。大自然のパワーと人の優しさは大きな力になると思います✨
回答者:卒業生男子(現在・大学1年)の保護者
(私立 全日制 普通科)
Q1:中学3年の5月から卒業まで
Q2:本人が地元から離れて、やり直したい。「高校生らしい高校生活をおくりたい」と言い出したので、下宿、寮のある高校を探しました。3校ほど見学し、本人が決めました。
Q3:「北星マジック」という言葉があります。
いろいろな場面で使われますが、北星に入学してガラリと変わり、人として成長したりする子もいれば、昼夜逆転が瞬時になくなったり。また進路でも。
うちは、入学し、はじめての下宿生活で、自分で起きるようになり、生活を自己管理できるようになりました。3年間、ほぼ休まず皆勤賞もいただきました。学校推薦で大学にも入学できました。
北星学園大学という大学の附属校なので、学校推薦の大学が有名大学も含めて日本中にあります。中学で大切な受験期に学校に行けなくなってしまっても、より明るい道への軌道修正がしっかりとできました。
Q4:なし
Q5:下宿しながらは、それなりに大変だったはずですが、3年間休まず通ったのは、中学にくらべたら、先生も環境も、ずっとよかったことの証だと思っています。面倒見のいい先生たちに適度な距離感で見守られての3年間でした。
Q6:今はすごく不安かもしれません。私もそうでした。
でも、それぞれにあう場所は必ずあります。どこの高校に行くかより、来年の4月からどう過ごせるか、です。親子で最低2−3校は見学をしてみてくださいね。そして、本人に決めさせてあげてください。
不登校の子にしてあげられることは、怒ることでも、指導することでも、嘆くことでもなく、ただ寄り添って信じることだと思います。
お子さんの未来を祈って、一緒に見守っていきましょう。
関りぶ編集者である私自身も、同じ悩みを抱える一人として記事を書く中で、多くの気づきがありました。
「こんな選択肢もあるんだ」と知らなかった学校を知る機会となり、先輩のお母様方が心を込めて残してくださったメッセージの大切さを改めて感じました。
このような情報を残してくださった方々の努力と想いに、心からの感謝を申し上げます。
過去に頑張って活動を立ち上げ、多くの方のために情報を現在まで繋いでくださった皆さま(先輩お母様方)のおかげで、今も多くの人が支えられています。
これらの情報や温かな想いは、今まさに悩んでいる多くの方々にとって大きな力になると確信しています。これからも関りぶとしてさらに幅広く取材を行い、皆さんに役立つ情報をお届けしていきたいと思います。
「子どもを明日につなぐ会🔑✨」さま☘️、ありがとうございました🥹