☘️関市✨住職が語る「いちょう庵」と子ども食堂の歩み🍜
⭐️お出かけしてみませんか?☺️楽しい子ども食堂🍚
一人ぼっちを作らない 岡田住職の想いが詰まった美味しい料理と温かな場所
こんにちは!今月の活動報告は関市小屋名にある円通寺さんの岡田住職にお話を伺って参りました✨関りぶ編集担当の私も、以前からぜひ一度お会いしてみたい!と思っていた方でした☺️
◎岡田住職は
・いちょう庵にて【寺子屋いちょう庵】の活動
・円通寺の敷地内にて【友心庵】子ども食堂の活動
・キッチンカーを使用し、様々な場所での0円食堂。最近では、被災地支援の活動
・円通寺敷地内に【フードバンク物流センター】を開所
と、多岐に渡る支援活動🌈をしておられます。
岡田住職のこれまでの歩みや、活動スタート当初のお話✨キッチンカーでの出店や、子ども食堂についても伺ってきました。お話をしているうちに、記者の私自身が笑顔いっぱいになりました☺️
では、早速どうぞ!😃🫱
(こちらの様子は後日、関りぶの動画配信【関りぶLIVE】にもアップいたします。)
🍽️きっかけは【いちょう庵】の再生から
記者:住職がこの子ども食堂を始めようと思った、きっかけを教えてください。
岡田住職:本当に最初のスタートは、もう一つのお寺【いちょう庵】のことからになります。
先代の女性の住職が亡くなってから、10年くらい無住で荒れ果てたお寺になっていました。
そこを解体する予定だった所が、解体費用が捻出できずに解体が出来なくなったため、自分で綺麗にして何とかこのお寺として人が入って貰えるような場所にしようと思い、ゴミを片付けていくところ、捨てにいくところからスタートをしました。毎日毎日そのようなことをしていると、いろんな人が手伝いに来てくれるようになりました。
記者:みなさんが自然と集まっていらっしゃったんですね。
岡田住職:はい、天井も剥がして、床も剥がしてということからスタートしました。見様見真似で何とか形になりました。壁も自分たちで塗って☺️きれいになり、人が入ってもらえるようなスペースができました。
そこで、まず手伝ってもらったみなさんにこの【いちょう庵】でコーヒー☕️を飲んでもらえないかと思いました。
みなさんに集まってもらえる場所にしようと思ったのが、この活動の最初の始まりでした。
そうすると、人がたくさん集まってくるようになりました。
その頃はまだ『子ども食堂』という言葉があまりなかったのですが、
一回、「子ども食堂をやってみようか!」というところで、スタートしたことがきっかけでした。
スタートし始めると、どんどん問い合わせがあったり、いろんな状況やお話を聞くような事があって、みんなここに来た子は全員サポートしますよということで、どんどん大きくなっていきました。
🍽️「ひとりぼっちを作らない」
記者:活動の中で、たった1つ「大人も子供もこれだけは守ってね」というルールがあるとお聞きしましたが、それは何ですか?
岡田住職:それは【ひとりぼっちを作らない】というルールを作りました。
それはどういう事かというと、やっぱり人生って波があり、良い時もあれば悪い時もある。調子の良い時はいいのだけれど、何か一番ピンチになった時に一人の子を見て見ぬふりをして通り過ぎるようなそんなことがないように・・・
例えば困っている人とか、悲しんでいる人の前を見て見ぬふりをして通り過ぎる、そんな風な生き方というか、人間関係をしていたら自分が困った時に絶対助けてくれない。
【一人ぼっちを作らない】と言うのは困っている人や、悲しんでいる人の前を傍観者になって見てみぬふりだけは絶対にしないで。そう言うところから【いちょう庵】はスタートしました。
円通寺の敷地内にある【友心庵子ども食堂】は更にそれを加速して、ここへ来れない人のためにキッチンカーも作りました。来られない人のためには、そこに行きます。
友心庵はお寺の中でも、敷地内でも外から見えないですし、いろんな話もできる楽しんでいただける場所。そういった場所としてここを活用して、誰もがここへ来たときに、家で嫌な事があっても何があっても、この1時間2時間の間ぐらい、ここで楽しんでもらえるような・・・そんな場所にできたらな、と言うのがこれまでの流れです。
👦どんな人が集まる場所なのか
記者:【寺子屋いちょう庵】には、どのような人が集まっていますか?
岡田住職:寺子屋いちょう庵は現在7年目。毎週火曜日・木曜日、週2日行っています。ここの近隣の方々で、小学生が来ています。お母さんが仕事をして見えたり、自宅へ帰って子供さんが一人で夕食までと言う方も見えるので、そのような方々がお母さんがお迎えまで、ここでみんなで一緒に・・という事が多いです。
🧒支え合いの精神「お互い様」を大切に
記者:この活動を続けていくことが出来る、パワーの源は、何ですか?
岡田住職:たった1つだけ思いがあります。人間の一生は80年とするならば、一番最後になった時に自分がどんな道を歩いてきたのかなって、振り返った時、その時に色々あったけれど、それでも良かったな、いい人生だったなとみんなが思えるような。
それは健康な人・健康じゃない人。色々問題があったり、日本人・外国人などの国籍も関係なし。【お互い様】の人間関係。
人生、何が正解かは誰もわからないと思う。笑顔で一日一日を積み重ねていける。いいことばかりじゃない、綺麗事ばかり言っていられない。
でも、どんなに辛いことがあっても、嫌なことがあっても、でもみんな【一人じゃない】それだけで助けられたりするようなことがやっぱり実際にあります。
今は特にそのようなことが個人個人の事になりがちだけれど、もうそういう事を、『いいよ、何なら、困ったときは目一杯頼ってよ、その代わり、こっちが困った時に助けてよ、お互い様だよ』と言うような、そんな人間関係。
「みんながお互い様」になって行けば、楽しい一日一日になっていくと思います。
🍚フードバンク活動と支援の広がり
記者:フードバンクをやられていますが、今日食べるものがない・・・そのような人が住職とつながるにはどうしたら良いですか?
住職:私の方からなかなかそのような人を探すことが難しいので、そうした関係の方と繋がらせてもらって、出来る限りサポートをさせてもらおうと思います。
記者:関りぶがそうした方と繋がった場合、住職にお繋ぎすれば良いですか?
岡田住職:はい、連絡を貰って、その時にあるものを準備しておきますので、また取りに来てください。そのような体制をとっております。
記者:食べられないと言うことを一人で抱えずに、打ち明けられる場所も必要に感じています。
岡田住職:そうですね、本当に困った時には手を挙げることができないです。恥ずかしいとか、そのような思いもあります。しかし、そうじゃ無いです、恥ずかしくありません。困った時には頼ればいいです。
☘️笑顔をつなぐ場所としての未来
記者:今ひそかに、一人で困っている事情を抱えている子供達にも、いちょう庵や住職の存在が届くといいなと思っています。
岡田住職:私一人ではとてもこのようなことが出来ないので、こうやってみなさんがどんどんこういう所に来て、その場所が大きくなることが、そうした活動の後押しになっていきます。
楽しんで、楽しんで・・・
そういった場所を続けていきたい、作っていきたいと思っています。
記者:中心になる場所があって、そこを拠点として色々な人が繋がっていき、私自身もその受け皿の1つとして住職と繋がっていき、みなさんで「このような問題があるけれど、みんなで力を合わせましょう」という雰囲気ができるといいですね。今困っていることを一人で抱えているような子どもたちにも、活動を届けていきたいです。
私(関りぶ編集者)の息子も、引きこもりがちな性格であったり、場所見知りなども強い方ですが、住職やこの活動に関わっておられるみなさんには、全くそんな事がなくて・・・生き生きしていて、私自身が驚いています。いつも本当に、ありがとうございます!
岡田住職:いい、いい!良かった!今度また手伝ってね。みんなで楽しんで、さらにそれが他のところのサポートに繋がったらそれが一番だと思います。
記者まとめ
岡田住職や活動に関わる皆さんの活動は、いちょう庵のお寺を再生するところから始まりました。その中で自然と人が集まり、「子ども食堂」や「フードバンク」といった多様な形で、支え合いの輪が広がっています。
みなさんの思いでどんどん支援の輪が広がって行く✨🥹💓
それを直接見せていただき、聞かせていただき【人と人がつながる力✨それを大切にする住職の思い】が、この活動や集まりの場を笑顔で満たしていると、改めて感じました☺️
記者の私も取材をしながら、住職や活動に関わる皆さんの、優しいお人柄に心がいっぱいになりました。
私も子育てで大変孤独な時期がありました。初めて円通寺の友心庵の食堂を訪ねたとき住職が
「いらっしゃい😃待っていたよ!」
と言って下さいました。とっても嬉しかったのと、その言葉が心に沁みました。
ぜひみなさんも、いちょう庵、友心庵、子ども食堂やキッチンカー🚗出店の際に、足を運んでみてくださいね☺️
このシンプルな住職のメッセージが、今を生きる全ての人にとって、大きな心のよりどころとなるよう願っています✨特に、今現在お子さんの不登校や、引きこもりなどでお一人で気持ちを抱えていたり、生活上の不安を抱えながら過ごしておられる方がおられましたら、ぜひ円通寺の岡田住職と繋がって下さい☺️
私も、息子も助けられています🧡皆さんもご一緒に活動しましょう!「待っていますよ!」☺️💓