◇ちからメンタル◇「精神保健福祉士✕公認心理師」西村力先生


🌟みなさん、こんにちは!✨️
今回はフリーでご活躍中の【精神保健福祉士・公認心理師】
である、西村力先生にお話を伺いました!😊🎤
🌿関市の不登校・引きこもり・発達障害のイベントや活動にも、積極的に関わっていらっしゃる西村先生✨現場での豊富な臨床経験を持ち、現在も多くの方の相談に寄り添っておられます💡専門的な視点からのお話、楽しみですね!🎤😊


👨⚕️ゲスト:精神保健福祉士✕公認心理師
◉西村力先生
🎤:関りぶ編集
◉鈴木
🌿「勇気を持って、一歩を踏み出そう」西村先生が語る支援の本質
🟩「自分の経験が、支援の原点」



西村先生、本日はありがとうございます。
どうぞよろしくお願い致します😃
鈴木:早速、お話を伺いたいと思います。
この活動を始めようと思われたきっかけを教えてください。
西村先生:私がこの分野に進むきっかけは、何よりも自分自身が鬱を経験したことが大きいです。
また、母親も鬱になり、どう支えたらよいか悩む日々がありました。母を助けたいという気持ちがきっかけで、心理学や精神保健の世界に進み、支援の道を歩み始めました。
今では母も元気になり、問題なく日常生活を送っていますが、今もまだその延長線にあります。当時の経験を通じて同じように悩んでいる人々を支えたい・助けの手を届けたいという気持ちでこの活動を始めました。
鈴木:なるほど、ご自身のご経験を経て、資格取得やこの分野にご興味を持たれたのですね!☺️


笑顔も、とても素敵な西村先生


🟩「まず伝えたいのはーー大丈夫」
西村先生だからこそ伝えられる、「支援を求めたい」「助けてほしい」と思っている方への、最初のメッセージは何ですか?
西村先生:まずは「大丈夫ですよ!」と、いうことですね。
現在、悩んでいる方々にとっては、どこに助けを求めれば良いのかも分からない状況かもしれません。
すごく一歩踏み出したいけど方法が分からない・気持ちが付いていかないとか、色々あると思います。
簡単には安心できないと思いますが、まずは安心してもらいたいと思います。
鈴木:西村先生の「大丈夫」は、ただの慰めではなく、経験に裏打ちされた本当に意味のある言葉だと感じます。


大丈夫ですよ!


心の内面をわかりやすく説明し伝えてくださる西村先生


言葉の一つ一つがとても丁寧で、核心をしっかりと突いたお話です。


🟩「勇気を持って、一歩を踏み出す」
鈴木:私も過去、なかなか支援を受けるまでにためらいがあり、進めなかった時期がありました。
支援を受けることにためらいを感じている方へ、どう声をかけますか?
西村先生:まずは【勇気】ですね。
『あなたの勇気が家族を救うことになるよ。あなたが勇気をまず出そうね』ということです。
「勇気を持って、一歩を踏み出してほしい」と伝えたいです。


この記事を読む・見る人たちは、きっと閉じこもって外に出られず、(ここが)やっと辿り着く場所だと思うんです。なので、掛ける言葉があるとすれば【勇気】かな。
『大丈夫だよ!』もそうですし、一歩踏み出せないことにも、その方に何か理由があって、『こんなふうに思われたらどうしよう』とか、『こんなことで悩んでいる事を知られたくないな』とか、いろいろな【一歩出ない理由】がきっとあると思います。
しかし、その一歩が自分を助け、家族を助けるきっかけになります。


実際に現在【不登校・引きこもり・精神疾患】を持って家から出なくなってしまった人の【周りにいるご家族】からの相談を受けることが多いので、
相談を受けた時は
「まずは一本電話をかけるだけでも大きな一歩です」と伝えています。


必ず「よく電話をかけてくれましたね」「ありがとうございます」と伝えるようにしています。それが本当に大きな一歩であり、決断だからです。
鈴木:本当にそうですよね。 一番の苦しい時期から、一つ段階を経て踏み出されたことは、すごい事だと思います。『勇気を出す』って大きな一歩であり、その先に広がる可能性を感じますね。
西村先生:それが例えば不登校であれば、子ども本人のためにもなるし、引きこもっているのであれば、その本人のためにもなります。
もっと言えば、県・日本全体に波及するような・・・『あなたの一歩はそれだけ大きな一歩なんだよ』っていう事を伝えたいですね。


取材をしながら、気づけば私自身も癒されていました。


この支援活動を通じて、フリーの「精神保健福祉士・公認心理師」として、本当に伝えたい想いや信念は何ですか?
🟩「そもそもみんな素晴らしいーーそれに気づき直す・出会い直す」
西村先生:【そもそもみんな素晴らしい】ということですね。
みんな素晴らしい存在で、どのような状況にあるご本人も、そのままでも素晴らしいし、困って一歩踏み出せないでいるご家族だったりも、そもそも素晴らしい存在だよっと言うことですね。
【あなたには力がある】っていうことを伝え、そしてそれに気づいてもらう。気づき直す・出会い直す。そんな気づきを与えていきたいです。
皆さんはきっと、これまでの経験によって本来の力を忘れてしまっているだけなのだと思います。そうせざるを得ない状況があったのだと思います。
それでも、そもそも存在には価値がある。
そのことを伝えていきたいです。
鈴木:私自身も当事者として、子育てや自分自身を責めてしまったことがありました。そんなときに寄り添ってくれる言葉がどれほど力になるかを実感しています。きっと、西村先生の言葉に励まされる方も多いはずです。ぜひ、みなさんにも西村先生のお話を届けたいです。


物腰も柔らかな西村先生


🟩「支援の本質ーー相手を変えるのではなく、自分と向き合うこと」
相談者さんと向き合う時に、これだけは絶対大切にしていると思うことはありますか?
西村先生:何よりも、相談者さんに【話してもらうことが大切】だと考えています。
まず相談者さんの気持ちを吐き出してもらい、話せないなら話せるように引き出します。投げかけていきながら、沈黙があっても、話せない時間が長くても、待つことを大事にしています。
無理に答えを求めるのではなく、話せないときはじっくり待つこと。沈黙が続いても問題ありません。


鈴木:待たれるんですね。
西村先生:待ちますね。時間の枠が決まっていれば、こちらからお声がけしますが、特に制限がなければ、好きなだけ沈黙の時間を取ります。
鈴木:そうなんですね。相談者さんが言葉にならないような思いの時、待ってくださるということが、安心だと思います。
西村先生:まずは寄り添うことが大切です。ずっと寄り添い続けていくのですが😉たくさんお話しいただけたらと思います☺️


相談者さんが前を向けるように、どんな声掛けをされますか?
西村先生: 僕の根本的な考え方として、【前を向かなくてもいい、向けない自分でもOK】だと伝えることが重要だと思っています。
まず、前に一歩を踏み出せない自分に対して、「情けないな、ダメだな」と思っているとします。その自分を許してあげることが大切なんです。
『前向きに行きましょう』というよりも、『前を向けない自分でも、大丈夫なんだ』ということに気づいてもらう方が、心の力を引き出せると感じています。そうすると知らぬうちに、自然に前を向けるようになることが、経験上多いですね。


鈴木: 自然にそのように引き出していただけることで、当事者さんが自分の力で変わることができたという感覚を持つことができ、勇気や自信につながると感じます。
西村先生: 『前を向けない自分でも、まずはいいんだ』というところに気づいてもらった先に、あなたには『やっぱり力がありますね』と伝えることも出来ると思います。
鈴木: すごく勇気になり自信につながると感じました。


取材をしながらも真剣にメモを取る私に、大切なエッセンスを惜しみなく伝えてくださいました。


相談者さんが自分を責めすぎていると感じた時、どのように声掛けをされますか?
西村先生: それは少し嫌な言葉かもしれませんが、「責めていることに気づいていますか?」と問いかけます。
話を聞いていると、しばしば「私のせいで」「ダメな私だ」と言う方がいらっしゃいますが、それに対してその認識があるかどうかを尋ねます。
自分が責めていることに気づくことが、変化の始まりだと思っています。自分が今の状態に気づくことが、大切な事だと感じています。


🟩「一人じゃないよーー繋がれる世界が待っています」
今、悩みを抱えて一人で苦しんでいる方に、どんな言葉をかけたいですか?
西村先生: 何度も言いますが、「勇気を持って!大丈夫だよ」と伝えたいですね。
一人じゃないよ、実は周りには助けてくれる人たちがたくさんいるよと、気づいてほしいですね。一歩踏み出すだけで、すぐに繋がれる世界が待っています。


鈴木: その言葉は本当に力強いですね!
西村先生: 最初の一歩が一番難しく、しんどい時期だと思いますが、その後は色々なサポートが繋がりやすくなります。
鈴木: 西村先生に繋がることで、専門的な支援や行政、民間のサポートも受けられると思います。多くの方が、西村先生との繋がりを持つことが出来たらと思います。


🟩「自分も周囲も『大丈夫』と思える瞬間がゴール」
支援を受けた方々に、最後にどんな気持ちになっていただきたいですか?
西村先生: 僕が目指しているゴールは、「あ、大丈夫なんだ」と感じてもらうことです。
自分を大丈夫だと思えた瞬間、そしてその周囲の人々・・・
例えば、不登校のお子さんや、引きこもりのご本人、発達障害を持つ方々も、
自分のことを大丈夫だと思うことはもちろんですが
ご家族も「あ、この子は大丈夫」と思えるようになることが重要です。それが新しい世界のスタートだと考えています。


鈴木: 私もかつては長い間、暗いトンネルの中で苦しんでいました。早い段階でこのような変化を知っていたら、もっと早く、孤立した気持ちから抜け出ることが出来ていたかも知れません。
西村先生のような存在が、皆さんを救助の浮き輪のように支え、岸に引っ張り上げてくれると感じています。新しい世界を、たくさんの方々に教えていただけると良いなと思っています。
西村先生: ありがとうございます。みなさんがその一歩を踏み出し、希望を持てるようにサポートしていきたいと思っています。


🟩「焦らなくていい——支援のタイミング」
支援を受けることに迷っている方に、一言お願いします。
西村先生:「焦らなくていいよ」と伝えたいですね。
今日たまたま、このサイトで私を見つけてくれただけで【とりあえずOK!】だと思います。
文章を読んで、『ああ、こういう人がいるんだ 』『でも私はまだ一歩が出ないな。』って言う状態でOKです。
まず、私に目が止まった、この関りぶに目が止まったことだけでもすごいことだよと言いたいですね。探さなきゃたどり着かないですからね。
そこから先に、連絡する・問い合わせするということは次の段階です。タイミングがあります。
そのエネルギーが溜まったら、『あの時にあんなサイトが合ったな』とか、『こんな支援者がいるみたいなこと見つけたな』等を思い出してもらえたら、全然それで良いんだと思います。
支援を探し始めること自体が、すでに自分と向き合い始めている証拠です。無理にすぐに行動を起こさなくても、いつかそのタイミングが訪れるはずです。


支援を必要としている親御さんや、ご本人に向けて一言お願いいたします。
西村先生:まず、支える周りのご家族に向けてですが、『不登校』『引きこもり』『発達障害』は、特に問題でも課題でも、ないんです。
『問題にしている自分はなんなんだろう?何でそう思っているんだろう?』ということに、まず気づいてもらいたいと思います。


鈴木:そうですね、私も当事者で、最終的に不登校自体、その事自体は、実は今になって・・・あまり問題じゃなかったと感じています。社会的に問題や課題になってしまう?・・・そして、私は問題だと思ってしまう、問題にしてしまった。それ自体は問題じゃないってわかることで、楽になっていった気がします。


西村先生:そうですね・・・社会的にね。社会一般的にはそういう風潮、輪を大事にするとか、協調性を大事にするとか、っていうことがほんとに言われているので・・・
【そうじゃなきゃいけない】【子どもも、そうなっていかないと、生きていけるんだろうか】という不安だったりだとか。もしも、そうすることが当たり前と思っているんだとしたら・・・?
その当たり前って本当なの? ということだと思います。
そのお母さんや親御さんが生きてきた経験上で、それが当たり前だ、一般的だ、普通だと言うのは、本当に普通?一般的なの?それを誰が決めたの?ということだと思うんですよね。
そうじゃない世界で生きている人は、本当にたくさんいます。


鈴木:本当に核心の部分ですね。何から手を付けていいかわからない所を、こうした支援で乗り越えていけるように思います。支援というか、共に伴走して頂けるような人がいると本当に違うなって思います。 お母さんたちに、健康に元気に生きていって頂けたらないいなと思っています。
西村先生:私は「先生」ではなく、この分野に興味を持ち、知識を深めて仕事にしているだけで、相談を通して私も人間的に成長しています。私と相談者さんは、お互いが学び合う関係です。
相談者さんが前向きな変化を遂げるのは、その人自身の力です。私は水を飲ませるように、ただ口まで運ぶ役割に過ぎません。飲み込むか飲み込まないかは、その人次第です。
そして、困り事をもっているご本人に伝えたいのは、周りがなんと言おうが『大丈夫だよ』と伝えたいですね。
親が不安やマイナスなことを言っても、自分を責めないで。親も必死で、笑顔にできなくても、あなた自身は大丈夫だよ、ということを伝えたいです。
鈴木:子供だけでなく、大人も自分を知る良い機会になると思います。


西村先生:よく「どうすれば不登校や引きこもり、発達障害の子どもを変えられるか?」と聞かれます
私は「相手を変える方法」を望むような相談には、あまり期待に添えないと思います。
問題を感じている自分に焦点を当てる!そこから変化が始まります。これは苦しいプロセスですが、それを乗り越えることで変化が生まれます。
相談にはぜひ来てほしいですが、自分に向き合う覚悟が必要です。
“あなた”を診ていく相談になると思います。
『そういう先生は、ちょっと相談したくないな』と思われる方は、僕はそれはそれでいいと思っています。
その方の苦しみを理解し、望む方法に応えてくれる専門家に繋がれればOKだと思っています。
私に相談したい方は、辛いことに向き合う覚悟がある方に来てほしいと思っています。
その覚悟がないと、本質的な変化は難しいからです。根本的な変化は、まず自分自身と向き合うことから始まると考えています。
一番の近道は、『あなたが変わることだよ』と思います。




🟩「あなたは、そのままで素晴らしい」
西村先生:「あなたには力がある」と伝えたいですね。
悩みを抱えていること自体が問題ではありません。「不登校」「引きこもり」「発達障害」といったことは問題ではなく、それを「問題だ」と感じていることに気づくことが大切です。
その、困りごとを抱えているご本人さんには、『周りの人が何を言おうと、「大丈夫だよ」と、自分を責めないでください』と伝えたいですね。
鈴木:その言葉は、支援が必要な方々や親御さん、ご本人さんにも深く響くメッセージですね。
西村先生:私の役割は、きっかけを作ることです。変わる力は、相談者さんご自身が持っています。
「勇気を出して、一歩を踏み出すこと」「大丈夫だと信じること」。その先には、きっと新しい世界が広がっています。大丈夫ですよ😃




西村先生の言葉は、ご自身の経験に基づいた温かさと深い理解が込められています。この記事を読んでいるみなさんも、今の自分を責めず、まずは「大丈夫」と思ってみてください。そして、勇気を出してその一歩を踏み出すタイミングが来たとき、その一歩がみなさんの人生を大きく変えるきっかけとなる、そう感じさせていただきました。
西村先生ありがとうございました。


◉下記:西村先生のSNSです。ぜひご覧ください😃
◉個別相談も下記InstagramのDM✉️にて、直接ご連絡ください。
Instagram:chikara_mental 元公務員の辛口メンタル解剖室
\現場経験×専門性でストレスを一刀両断/
◆精神保健福祉士×公認心理師
◆精神科救急や手帳判定業務を経験
▶︎専門性×経験に基づく信頼のサポート
▶︎迷いを断ち切り解決へ導く
▶︎180°思考転換で心が喜ぶ人生へ!