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🦁「ライオンの隠れ家」誕生の軌跡──平井さんが語る、支援の現場から見えたもの

関りぶ

今回特集させていただくのは、関市肥田瀬にて長年活動を行っていらっしゃるライオンの隠れ家・フリースクール賢者の学校様の立ち上げからの貴重なお話です✨️☺️

どんな想いで、どんなきっかけからスタートしたのか——。
今回のインタビューで初めて知ったその話に、思わず引き込まれました。

「ライオンの隠れ家」というお名前は

こちらの著書から名付けられたそうです

聞けば聞くほど、「もし自分だったら?」と考えさせられ、心に深く響くものがありました。
この立ち上げのストーリー、ぜひ皆さんにも読んでいただきたいです。
きっと、新しい気づきがあるはずです。

目次

🔸ある家族との出会いが【ライオンの隠れ家】誕生のきっかけに

「ライオンの隠れ家」は、当初【NPO法人日本サイコロジスト協会:自殺防止の活動】として、社会的に厳しい状況に置かれた子どもたちやその家族を支援する場として活動されていました。

その立ち上げの背景には、代表の杉山さん・副代表の平井さんが経験した、ある家族との出会いがありました。

🔸発端は8人家族との共同生活

ライオン平井さん

「ライオンの隠れ家を立ち上げるきっかけとなったのは、ある8人家族と、一年間一緒に暮らしたことでした。」

平井さんがこう振り返る家族は、6人の子どもと2人の親。

後になってわかったことですが、この家族のほぼ全員が発達障害を抱えていました。子どもたちは自閉症スペクトラムやADHD、母親もADHDの特性を持っていました。

「出会った当初、その家族の生活環境は非常に厳しいものでした。住環境が原因で子どもたちの皮膚がひどく炎症を起こし、血だらけの状態でした。

しかし、こちら(ライオンの隠れ家)で暮らすうちに、きれいな服を着るようになり、生活環境が整ったことで、次第に自然と登校できるようになりました。」

🔸社会の支援を呼びかけ、クラウドファンディングに挑戦

この家族を支えるために、平井さんはSNSを通じて物資の支援を呼びかけました。

クラウドファンディングを4回実施しました。クラウドファンディングを行う際には、このお子さんのリアルな現状の写真(皮膚がひどく炎症を起こし、血だらけの状態)も掲載をしました。

ライオン平井さん

今の日本にこんなに大変な状況の子どもがいるんだ』ということを知ってほしくて、

目の前にこんな状況で生きている子がいるということを皆さんに知ってほしくて・・・。

すると、日本全国から新品の下着やパジャマ、洋服などの寄付が集まりました。

「本当に驚きました。こんなにも多くの方が支援してくれるんだ、と感動しました。」

その際には160人以上の方々が支援のメッセージを寄せてくださり、そのメッセージが本当に涙が出るほどでした。

「すでに亡くなられたのですが、ある著名な格闘家の方が支援してくださいました。『今まで見た中で一番心打たれた記事でした』というメッセージとともに寄付をいただきました」

🔸救えなかった現実──自分たちで作るしかなかった

この家族は、住環境が原因で子どもたちの皮膚がひどく炎症を起こし、血だらけの状態でした。

支援を進める中で、行政とのやり取りも行いました。しかし、行政の支援が受けられないほどの、【そのご家族の過酷な現実】に直面しました。

「市・県・国と相談しましたが、大きく助けてもらうことはできませんでした。国会議員にも相談しましたが、問題の解決には至らなかったんです。」

行政に頼ることができない状況なら、自分たちで居場所を作るしかない──そうして、【ライオンの隠れ家】は誕生しました。

🔸信頼関係の構築から始まった支援

支援の中で気づいたのは、親自身も社会から孤立していることでした。
この家庭のお母さんは、過去に公的機関からから「子どもを育てられない(ネグレクト)」と判断され、子どもを施設に入れられた経験がありました。

それ以来、面会を一切拒絶していました。

そこで平井さんは「まずはお母さんと仲良くなること」を決意。

自身の経験を話し、子どもたちを助けるために子ども食堂を開き、6ヶ月かけて信頼関係を築きました。そしてついに、血だらけになるほどの皮膚炎を抱えた子どもを預かる決断をしました。

こうした関わりを続ける中で、傷ついた子どもたちは次第に回復していきました。

🔸目の前の現実──「見なかったことにはできなかった」

初めて家庭訪問をしたときの衝撃を、平井さんは今でも忘れられないと語ります。

ライオン平井さん

その部屋の光景は、これまでの人生で見たことのないものでした。こんな環境で暮らしている人がいるなんて、信じがたい思いでした。

そして、部屋の奥からは、無邪気な笑顔を浮かべた4歳の子が歩いて出てきました。その瞬間の光景は、今でも目に焼き付いています。

平井さんの脳裏には、海外のゴミ山で暮らす人々を描いた映画のパンフレットにあった言葉がよみがえりました。

『この映画はどこか知らない国の話ではなく、こうなるまで手を差し伸べなかったあなたの残酷さを映している』

「もしこの子が自分の息子だったら、どうする?」

この問いかけに、平井さんは「見なかったことにはできない」と強く決意しました。なぜならば、量子力学という視点から、目の前の人はもう1人の自分、この子が自分の息子だったら、という観点を持っていたからです。

🔸「その当時の」ライオンの隠れ家】は駆け込み寺のような場所だった

昔、立ち上げの当時は・・・「虐待を受けて住む場所を失った若い夫婦と赤ちゃんを3ヶ月間受け入れたり、身寄りのないおばあちゃんが犬や猫を連れて頼って来たり。中には精神的に病んでしまっていた青年もいました。

書ききれないほどの様々な課題を抱えた方たちを時には厳しくサポートし、それぞれに自分の力で自立して巣立って行かれました。

中には、児童養護施設で育ち愛情に満たされなかった少女を一週間保護して、共に暮らしましたが、最後に心無い出て行き方をして、『二度と来ないでね。』と

厳しく突き放してあります。その時だけ優しくすること以上に、人としての本来のあり方を見せることの方がその子の魂に残ると思っています。

その時、彼女が送ってきたメッセージ✉️は『お母さん、ごめんなさい』という言葉でした。

🔸「本当に言うべきことを学べる場」に

ライオン平井さん

一週間しかいなかったのに、私のことをお母さんと思ったんだなと感じました。なおさら本当のことを伝えないといけないと思っています。

【時間が経てばどうでも良くなることじゃないよね】【本当に言うべきことを学べる場にしたい】そう思っています。

「本当のことを伝えないといけない。彼女には『今のあなたでは戻ってこないで』と伝えました」。

言われていることの意味が少しわかるようになったらまたおいで」そう言っています。

🔸フリースクール「賢者の学校」に来た子どもたちは、生き返る

🍀2025年現在:ライオンの隠れ家では、学校に行くことが難しいお子さんや、学校以外の学びの場を探しているお子さんのためのフリースクール「賢者の学校」を運営されています。

🎈また▣教育事業【認可外保育園】「みどりの星こども園」▣カフェ事業☕ ▣イベント事業🚩 ▣販売事業🛒 なども行っています。

🌿現在、10人前後の子どもたちが通っています。登録しているのは20人ほど。

ライオン平井さん

「ここに来る子どもたちは、みんな傷ついています。親自身が傷ついているケースも多く、親子ともにぼろぼろの状態でやってきます。でもここにいると、みんな蘇って行きます。

ライオン平井さん

絶対元気になります。そして
自分に向き合えるようになるので人にも向き合い、外の世界に立ち向かえるようになります。」

「自分のままでいていいんだと気づいた時、選択肢が増える。それが本当の『自由』なんです」

ライオン平井さん

「自由とは、何をしてもいいことではなく、選択肢が増えること。自分で自分の本当の気持ちを言えること。それができると、世界が広がります。」

「賢者の学校」の理念は

目に見えない人としての道理や自然の法則・秩序を学ぶトコロ。すべてのこどもたちの中にある「賢者」の素質を育む学校です。

支援の現場から生まれたこの場所は、今日もまた、新たな「家族」と向き合い続けています✨️

🔸「ライオンの隠れ家」のこれから

平井さんが大切にしているのは、「人としての道理」と「自然の摂理」

賢者の学校の理念も【人しての道理・自然の摂理】そういうもの尊重すると自ずと自由になれる。何をしていてもよいわけではなく、その軸があるからこそ、自由な考え方が出来る。それをみんなで学び合っています。


自然に対する尊重は人に対する尊重と同じ。

ライオン平井さん

ここに来て過ごすうちに、自分の本来の姿が見えてくる。ありのままに生きる私たちはそのための鏡のような存在なのかなと思うことがあります。

今後も「ライオンの隠れ家」は、お子さんやお母さんの大切な心の拠り所であり続けるでしょう。
ここに関わるすべての人が、自分の軸を取り戻し、新たな人生を歩めるよう・・・✨️

素敵な笑顔のみなさん

🌼関りぶ編集鈴木:まとめ🌼

「ライオンの隠れ家」で、心に寄り添うひとときを

私自身、子どもが学校で居場所を見つけられず、通えない時期がありました。そんなとき、関市で初めて知ったフリースクールが 「ライオンの隠れ家・フリースクール賢者の学校」 さんでした。

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私の子どもは特に人見知りが強く、引きこもりがちな性格だったため、残念ながら通うことは叶いませんでした。ですが、今も多くのお子さんがここに通い、お母さんたちもこの場所を支えにしながら子育てを続けています。

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「ライオンの隠れ家」には、いつも穏やかで温かな空気が流れています。日々の忙しさの中で、ふと足を止め、ほっと一息つける――そんな心安らぐ場所です。

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併設のカフェでは、オーガニックで美味しい飲み物☕とともに、ゆったりとした時間を過ごすこともできます。

ぜひ一度、「ライオンの隠れ家」に訪れて、心と体を休めてみませんか?

🦁下記はライオンの隠れ家様の各種SNSです。ぜひご覧下さい😊

🌿ライオンの隠れ家:ホームページ

Facebook:ライオンの隠れ家

Instagram:ライオンの隠れ家

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